無料VPNを使用することは、個人情報漏洩、セキュリティの欠如、速度低下など多くのリスクを伴います。しかし、中には安全で使える無料VPNも存在します。この記事では、安全に使える無料VPNについて詳しく紹介します。
無料VPNを使うリスクとは?
近年、ストリーミングサービスの発達もあり、VPNの需要が急増しています。VPNは、安全なインターネット接続を実現するための方法の1つであり、世の中には無料で利用できるVPNも存在します。しかし、無料VPNを使う場合はリスクを伴う可能性があります。以下に無料VPNのリスクについて解説していきます。
リスク1:個人情報の漏洩
無料VPNを利用することで、個人情報を漏洩する可能性があります。無料VPNの大半は、広告収益を得るためにユーザーデータを収集しています。このデータが広告主に販売され、個人情報が窃取される可能性があります。また、適切なセキュリティ機能を備えていない無料VPNだと不正なソフトウェアをインストールしたりハッキングされる場合も想定され、それによって第三者にユーザーデータが盗まれる可能性もあります。
リスク2:速度低下
無料VPNを利用することで、インターネット接続の速度低下を招くことがあります。無料VPNの大半は広範囲に広告を表示するため、読み込みに時間がかかるからです。また、無料VPNは利用ユーザーがとても多いため、それにより接続速度が低下する可能性もあります。
安全な無料VPNとは?
安全かつストレスフリーに使える無料VPNは、以下の条件を満たしていることが重要です。
1. ログを取得しない
ログを取得するVPNは、個人情報の漏洩などのリスクが高くなります。ログを取得しないVPNを選びましょう。
2. 広告が少ない
広告は、無料VPNの収益源の1つです。しかし、広告が多すぎると、先に挙げたように個人情報の漏洩やインターネット接続の速度低下などの問題が生じることがあります。広告が少ないVPNを選びましょう。
3. セキュリティがしっかりしている
セキュリティが不十分なVPNだと、ハッカーによる攻撃や個人情報の漏洩などのリスクが高まります。しっかりとしたセキュリティ機能を備えているVPNを選びましょう。
完全無料で使えるVPNサービス一覧
ここでは、完全無料で使えるVPNサービスを紹介します。利用は無料ですが、機能制限や広告表示がある場合があります。自分に合ったVPNサービスを選び、安全かつ快適なインターネット接続を実現しましょう。
1. VPN Gate
VPN Gateは、日本の国立情報学研究所が運営するVPNサービスです。全ての機能が完全無料で利用できます。サーバー数が豊富で、世界中の国にサーバーがあります。
2. ProtonVPN
ProtonVPNは、スイスの企業が運営するVPNサービスです。無料版では、サーバー数や通信速度に制限がありますが、ログが取得されないためプライバシーが保護されると言えるでしょう。
3. Windscribe
Windscribeは、カナダの企業が運営するVPNサービスです。無料版では、サーバー数が制限されていますが、月間10GBまでのデータ通信が可能です。こちらもログは取得されません。
4. Atlas VPN
Atlas VPNは、無料版でも高速な通信速度を提供しています。また、広告表示がなく、ログも取得されません。
5. Hide.me
Hide.meは、マレーシアの企業が運営するVPNサービスです。無料版では、サーバー数や通信速度に制限がありますが、ログは取得されません。
6. Speedify
Speedifyは、高速な通信速度を提供するVPNサービスです。無料版では、通信速度に制限がありますが、複数のインターネット接続を組み合わせて高速な通信を実現しています。
7. Betternet
Betternetは、無料のVPNサービスの中でも人気が高いです。無料版では広告表示がありますが、ログは取得されません。
8. Hotspot Shield
Hotspot Shieldは、米国の企業が運営するVPNサービスです。無料版では、広告表示がありますが、高速な通信速度を提供しています。
9. Opera VPN
Opera VPNは、ブラウザのOperaに搭載されているVPNサービスです。サーバー数は限られていますが、完全無料で利用できます。
実質無料で使える有料VPNサービスの条件
多くのVPNサービスは有料で、月額料金も高額です。しかし、中には実質無料で使える有料VPNサービスも存在します。実質無料で使える有料VPNサービスを選ぶ際には、以下の条件を確認することが重要です。
1. フリートライアルがある
実質無料で使える有料VPNサービスは、フリートライアルを提供していることが多いです。フリートライアル期間中は、有料版と同じ機能を使うことができるため、実質無料で使えると言えます。
2. 返金保証がある
返金保証を提供しているVPNサービスは、有料版を購入しても、気に入らなければ全額返金してもらえます。返金保証があるため、実質無料で使えると言えます。
3. (おまけ)価格が安い
無料ではありませんが、月額料金が数百円〜とかなり安いVPNサービスも存在します。有料版と比べると機能が制限されている場合もあるため、VPNを利用する目的と照らし合わせて選びましょう。
実質無料で使える有料VPNサービスの例
以下に、実質無料で使える有料VPNサービスの例を紹介します。
1. Surfshark
Surfsharkは、30日間の返金保証を提供しているVPNサービスです。また、1つのアカウントで複数のデバイスを接続することができます。月額料金は数百円から。
2. NordVPN
NordVPNは、30日間の返金保証を提供しているVPNサービスです。また、2年契約をすると、月額数百円でVPNサービスを利用することができます。フリートライアルを提供しているため、実質無料で使えます。
3. CyberGhost
CyberGhostは、45日間の返金保証を提供しているVPNサービスです。また、1年契約をすると、月額数百円でVPNサービスを利用することができます。フリートライアルを提供しているため、実質無料で使えると言えます。
無料VPNに関するよくある質問
ここでは、無料VPNに関するよくある質問について解説します。
Q1. 無料VPNと有料VPNの違いは何ですか?
無料VPNは、利用料金がかからない分、広告が表示されたり機能が制限されたりすることが多いです。有料VPNは、月額料金がかかりますが、高速で安全な接続が提供され、広告も表示されません。
Q2. 無料VPNのリスクは何ですか?
一部の無料VPNは、広告収入を得るために、ユーザーデータを収集することがあります。また、マルウェアやスパイウェアをダウンロードする可能性もあります。ログを取得しない安全なVPNを選択し、セキュリティソフトウェアをインストールすることをお勧めします。
Q3. 無料VPNはどこで入手できますか?
インターネット上には無料VPNが溢れていますが、セキュリティの観点からは、信頼できるVPNを選択することが重要です。代表的な無料VPNには、VPN Gate、ProtonVPN、Windscribe、TunnelBear、Hide.me、Speedify、Betternet、Hotspot Shield、Atlas VPNなどがあります。
まとめ
安全に使える無料VPNは存在しますが、注意点もあります。安全なVPNを選ぶためには、ログの取得有無、広告量、セキュリティ機能の有無などを確認することが重要です。また、無料版には制限があることが多いため、自分の使い方に合ったVPNを選ぶことが大切です。